ファッションECのリーディングカンパニー「ZALORA」について

ファッションECのリーディングカンパニー「ZALORA」について

アジアを代表するファッションEC「ZALORA」について、基礎情報とうんちくを語ります。

2021/10/19

おはようございます。 東南アジアECについてあれこれ研究しているSuni(Twitter:@suni)と申します。東南アジア歴は、フィリピンで4年働いたのち、マレーシアに移って5年目になります。
これまで主にLazadaとShopeeについてご紹介させていただいていましたが、今回は視点を変え、「ファッションEC」という観点でZALORAというサービスを紹介させていただきます。


ZALORAは簡単に申し上げると、ZOZOTOWNの東南アジア版という感じでしょうか。そういえばどちらも、頭文字がZ。(←たぶん関係ない)
ZALORAは、GLOBAL FASHION GROUP(以下、GFG)という世界中にファッションECを展開する企業の"1ブランド/企業"で、GFG全体では東南アジアのZALORAのみならず、 ・ラテンアメリカ(ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、チリ)にdafiti ・ロシア、カザフスタン、ウクライナ、ベラルーシにlamoda ・オーストラリアとニュージーランドにTHE ICONIC
という「今後の成長がかなり期待できるマーケット」をかなり広範囲でカバーしている点が特徴でもあります。
ZALORAは個人的にもとても好きなサービスで、買ったらすぐ届くし、返品はとてもシームレスでやりやすく、”買い物体験”の満足度が総合的に高いです。たくさんの方に知っていただきたくてご紹介します。

◆ZALORAについて

ZALORAは創業は2012年。ドイツのRocket Internetによって設立されました。(Wikipediaによると、スウェーデンのKinnevik ABと共同で、とも)
ZALORAはシンガポールでサービス開始し、インドネシア、フィリピン、マレーシア&ブルネイ、台湾、香港でもサービスを開始します。
過去にタイとベトナムでもサービスを展開していたようですが、こちらは2016年にタイの企業に売却されました。
ZALORAグループの親会社であるGFGのサイトによると、ZALORAグループは
・月間5000万人以上の訪問者 ・200万人以上のアクティブカスタマー ・3000以上のブランド ・800万以上のソーシャルメディアのフォロワー ・2000万以上のアプリダウンロード数
実績を残しています。
また、ZALORAが発行しているTRENDERというデータ・トレンド分析によりますと、
・平均カートサイズはUSD89(約1万円) ・平均カート商品数は3.38 ・サービス利用者の8割は女性 ・購入に使われたデバイスはスマホが88%、デスクトップが12%、タブレットは2%
という状況。
ZALORAは提携済みのファッションブランドもとても多いです。 一例ですが、大手ブランドとキッチリ提携しているようですね。 (画像はGFGより)
決済ゲートウェイは国ごとに特色が出ており、
フィリピン: 67% キャッシュオンデリバリー(代引き) 26% クレジットカード 3% 銀行振り込み 3% ●● Pay 1% その他
マレーシア: 41% クレジットカード 37% ●● Pay(Grab Payなど) 17% キャッシュオンデリバリー(代引き) 2% その他 2% 銀行振込
インドネシア: 64% 銀行振込 17% クレジットカード 15% キャッシュオンデリバリー(代引き) 2% その他 4% その他
※その他が2回続きますが、ソースがそうなっています。
となっています。
採用ページを覗いてみるのも面白いです。
タイとベトナムのZALORAは売却されたと書きましたが、ZALORAとしてEngineeringの採用はベトナムでも行っているようです。つまり、ベトナム現地にZALORAの法人があるのかどうか…うむむ、謎は深まります。
ZALORAにまつわるおまけ情報も。
ZALORA出身者・関係者のことを「Zalorian」と言うそうです。 インドネシアのスタートアップシーンにはZalorianが多いそうで、例えばGojekの共同創業者であるナディム・マカリムは、マッキンゼー→ZALORA→Kartuku(のちのGopay)→Gojek創業という道筋をたどります。他にも、GojekにはZalorianが多いとのこと。

◆GFGについて

上にも書きましたが改めて。GFGは ・東南アジアにZALORA ・ラテンアメリカ(ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、チリ)にdafiti ・ロシア、カザフスタン、ウクライナ、ベラルーシにlamoda ・オーストラリアとニュージーランドにTHE ICONIC
という「今後の成長がかなり期待できるマーケット」をかなり広範囲にカバーしている企業です。 Linkedinによると、ルクセンブルグに本社を構えています。 Wikipediaによるとシンガポールとロンドンにも拠点がある模様。
2021年Q2の決算資料はこちら。

ファッションやライフスタイルにフォーカスしているので、ホームページも当然ながらファッション性が高く、それだけでなく会社として、
「すべてのリージョンの従業員と役員の男女比」 「再利用可能なパッケージの利用率」 「サステナビリティに配慮したブランドだと認識して購入した人の率」
といった先進的な情報をサイト上で公開していたりもします。
英語に抵抗がない方はぜひ。

◆終わりに

以上、ZALORAについて基礎的な情報とうんちくを語らせていただきました。
ご覧いただきありがとうございました。
次のMedyのトピックについて、ぜひご意見ください。 いずれ書こうと考えている内容は次の通りで、そのときどきのトレンドだったり、私の気分だったり、もしくはご要望に応じて書こうかなと思います。
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それでは今日も、いい一日をお過ごしください😊 (マレーシア在住の方は、よい祝日を!)


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