東南アジアEC最大のセール「11.11」とは

9.9、10.10、11.11、12.12とほぼ毎月続きますが、一番大きいのはこの「11.11」です。

Suni

2021/11/2

おはようございます😊
東南アジアECについてあれこれ研究しているSuni(Twitter:@suni)と申します。東南アジア歴は、フィリピンで4年働いたのち、マレーシアに移って5年目になります。
ところで11月ですね。
11月になったら何を思い浮かべるでしょうか。
当地では、11月になると目にする機会が増えるのは、11.11のセールの情報です。
本日はそのセールについて解説します。

東南アジアEC最大のセール「11.11」とは

東南アジアでは、11月11日は「1年で一番大きなセールの一つの日」というのが定番になっています。
11.11と書いてイレブンイレブン、またはダブルイレブンと呼ばれています。
ウィキペディアによると、元は「独身者の日」と呼ばれ、独身の人同士でパーティを開いたり婚活する日でした。ECのセールという文脈では、中国のECが2009年11月に始めた販促イベントが起源とされていて、毎年11月11日に各大手通販サイトが一斉に大規模販促イベントを行うようになったそうです。

中国の「11.11」の規模

こちらもウィキペディアによると、中国では既に全国民の「双十一ショッピングカーニバル(双十一購物狂歓節)」として定着して、その流通総額も毎年増加しています。
アリババグループの取引額は下記の通りだそうです。
  • 2009年:0.52億元
  • 2010年:9.36億元
  • 2011年:33.6億元
  • 2012年:191億元
  • 2013年:350億元
  • 2014年:571億元
  • 2015年:912億元
  • 2016年:1207億元
  • 2017年:1682億元
  • 2018年:2135億元
  • 2019年:2684億元
  • 2020年:4982億元(約741億ドル)
そしてこの流れは当然、東南アジアにも来ました。
私がフィリピンに移った2013年当時はさほど大きなセールではありませんでしたが、年々、街中の広告やインターネット広告、各種ECなど、様々な場所でセールの情報を目にするようになりました。
東南アジアにお住まいの方は、ぜひ身近なECを開いてみてください。
さて、ここから先は、主にLazdaやShopeeでの、売り手目線と買い手目線それぞれから、11.11にどんなことが起こるのかをご紹介します。

売り手目線で起こること

・プラットフォーム側から「キャンペーンに参加してください(値下げしてください)」と強くプッシュされる ・11.11まで「買い控え」が起こる ・サイト訪問者から、「●●は11.11のときに安くなりますか?「これ欲しいので安くしてください」などと要望される ・当日は注文がパンクする ・発送が追いつかない ・配送業者が予定通りに商品のピックアップに来ない
どのECも「前年比●%アップ」は必達でしょうし、セラーへの商品登録要請や値下げ要請が激しい印象があります。プラットフォーム側としては当然のことをやっているのでしょうが、セールのたびに値下げを要求されるので、売り手としては「定価ってなんだろう?」と思ったり思わなかったり。
ECによっては「受注したら●時間以内に発送」などの制約がありますが、このときばかりはその制約が多少延びることもあります。この前後数日にだけ、一時的に人を増やしてスムーズな受発注を求められることもあるそうです。
とはいえ、たくさん注文がはいってテンテコマイになるのは贅沢な悩みかもしれませんね。

買い手目線で起こること

・「明日の朝起きてから買おう」だと間に合わない ・注文後に在庫切れが発覚 ・チャットで問い合わせても返事が来ない ・納期が遅れる ・違う商品が届く
友人知人やツイッターでは「本当に欲しいものならセールは避けて買うほうがいい」とアドバイスしているくらいなのですが、セール当日の買い物はトラブルがつきものだと断言してもいいかもしれません。
そういうトラブルもひっくるめて楽しめる方なら、11.11の当日も十分に楽しめるかと思います。

以上、11.11のセールについてご紹介させていただきました。
東南アジアのEC事情についてご質問がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。回答がてらMedyに書かせていただくかもしれません。
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